"Walk the line"
DVD器が新しくなったので
せっせと見ていなかったDVDを見ている。

"Walk the line" やっと見れた。
Johnny CashとJune Carterの物語だ。
アメリカ映画でよくある、父と息子の確執みたいなものが芯にあって、
始終重苦しい感覚が取れない映画だった。
たぶん、Joaquin Phoenixのあのいつもの苦しそうな顔が、
相乗効果になっていると思うのだが。
いつもJohnny&Juneが明るく歌うビデオクリップをSoundtrack channelで見過ぎていたせいで、私が想像していたものとのギャップがかなりあった。
Johnnyは子供のころ、牧師になりたいと思っていた兄、Jackを亡くす。
その時に父に言われた言葉に呪いをかけられて屈折した人生をおくる。
兵役のあとアメリカに戻って、結婚もして、とんとん拍子に歌手になり成功するけれど、
それでも父親とは折り合うことなくそのまま時間が過ぎていく。
Johnny Cashは全米をツアーするキャラバンに参加していて、ジェリー・リー・ルイスやエルビスとツアーを続ける。そこでカーターファミリーのメンバーとして活躍していたJune Carter(Reese Witherspoon)と出会い、彼女に魅せられる。と、同時に覚醒剤にも手を出してしまい人生を転落していく。
Juneは歌手としてもコメディアンとしても成功していたけれど、
同じ歌手仲間との結婚に失敗しており、信仰心の厚さから、敬虔なクリスチャンは離婚はしないという世間の冷たい目に耐えられず、いつも罪悪感を感じて生きていた。
Johnnyからのアプローチに幸福感を感じながらもつい拒否してしまう。
Johnnyは彼女の拒否に傷つきよけいドラッグに身を染めていくあたり、
彼の弱さが浮き彫りにされて、男って本当情けないとつくづく思う。
そのせいで、奥さんは子供を連れて家を出てしまう。
だって、覚醒剤でつかまって拘留されることなく家に帰ってきて、いきなりJuneの写真を壁にかけはじめるんだから、奥さんも怒って当然。人間失格である。
ある日、Johnnyは湖畔の大きな家を買って、Juneとその家族、そして自分の両親と娘を招待する。しかし、そこでも薬をやってしまい最悪な結末となる。
しかしだ!Johnnyを置いて帰ろうとするJuneに、その母親が「ついていてあげなさいよ。あなたももう子供でないのだから自分のやりたいようにすればいいのよ。」とJohnnyのそばにいくように背中を押してくれるのだ。
それだけでなく、覚醒剤が体から抜けるまでJuneと一緒に彼女の両親がついていてくれたのだ。時には銃で薬の売人を追い払ったりもしてくれた。
すごい献身的で、まさにキリスト教の教えがまだ庶民に根付いていた時代らしさがあらわれている。
Juneそのものも、今までJohnnyに対して素直になれなかったのが、母親の言葉で素直になれるんだから、親の言葉ってすごい。
結局、Johnnyは立ち直り、刑務所でツアーを行ったりと、Juneと一緒に音楽家としての人生をやり直す。
そしてJuneにプロポーズしつづけるのだけれど、彼女はYesを言わない。
別に一緒におるんやから結婚という形にこだわる理由がわからなかったけど、
それもまた信仰心からなのかな?
そして、カナダのライブ会場でオーディエンスの前でまたプロポーズをして、
ついにJuneはYesという。
これは実話だそうだ。
そこでやっとJohnnyは救われる。
その後は湖畔の家で幸せに暮らしたそうだ。
Johnnyの口から出た「父は正しかった」という言葉どおり、父のことも受け入れられるようになりハッピーエンドで終わる。
苦しい映画だったので、途中でやめたくなったけど、最後まで見てこっちも救われる思いだった。
Joaquinの顔 いつもよりこわかったけどなぜか惹かれるのが不思議
Reeseは相変わらずあごが気になるけれど、あの時代の女性をうまく演じていたと思う。
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せっせと見ていなかったDVDを見ている。

"Walk the line" やっと見れた。
Johnny CashとJune Carterの物語だ。
アメリカ映画でよくある、父と息子の確執みたいなものが芯にあって、
始終重苦しい感覚が取れない映画だった。
たぶん、Joaquin Phoenixのあのいつもの苦しそうな顔が、
相乗効果になっていると思うのだが。
いつもJohnny&Juneが明るく歌うビデオクリップをSoundtrack channelで見過ぎていたせいで、私が想像していたものとのギャップがかなりあった。
Johnnyは子供のころ、牧師になりたいと思っていた兄、Jackを亡くす。
その時に父に言われた言葉に呪いをかけられて屈折した人生をおくる。
兵役のあとアメリカに戻って、結婚もして、とんとん拍子に歌手になり成功するけれど、
それでも父親とは折り合うことなくそのまま時間が過ぎていく。
Johnny Cashは全米をツアーするキャラバンに参加していて、ジェリー・リー・ルイスやエルビスとツアーを続ける。そこでカーターファミリーのメンバーとして活躍していたJune Carter(Reese Witherspoon)と出会い、彼女に魅せられる。と、同時に覚醒剤にも手を出してしまい人生を転落していく。
Juneは歌手としてもコメディアンとしても成功していたけれど、
同じ歌手仲間との結婚に失敗しており、信仰心の厚さから、敬虔なクリスチャンは離婚はしないという世間の冷たい目に耐えられず、いつも罪悪感を感じて生きていた。
Johnnyからのアプローチに幸福感を感じながらもつい拒否してしまう。
Johnnyは彼女の拒否に傷つきよけいドラッグに身を染めていくあたり、
彼の弱さが浮き彫りにされて、男って本当情けないとつくづく思う。
そのせいで、奥さんは子供を連れて家を出てしまう。
だって、覚醒剤でつかまって拘留されることなく家に帰ってきて、いきなりJuneの写真を壁にかけはじめるんだから、奥さんも怒って当然。人間失格である。
ある日、Johnnyは湖畔の大きな家を買って、Juneとその家族、そして自分の両親と娘を招待する。しかし、そこでも薬をやってしまい最悪な結末となる。
しかしだ!Johnnyを置いて帰ろうとするJuneに、その母親が「ついていてあげなさいよ。あなたももう子供でないのだから自分のやりたいようにすればいいのよ。」とJohnnyのそばにいくように背中を押してくれるのだ。
それだけでなく、覚醒剤が体から抜けるまでJuneと一緒に彼女の両親がついていてくれたのだ。時には銃で薬の売人を追い払ったりもしてくれた。
すごい献身的で、まさにキリスト教の教えがまだ庶民に根付いていた時代らしさがあらわれている。
Juneそのものも、今までJohnnyに対して素直になれなかったのが、母親の言葉で素直になれるんだから、親の言葉ってすごい。
結局、Johnnyは立ち直り、刑務所でツアーを行ったりと、Juneと一緒に音楽家としての人生をやり直す。
そしてJuneにプロポーズしつづけるのだけれど、彼女はYesを言わない。
別に一緒におるんやから結婚という形にこだわる理由がわからなかったけど、
それもまた信仰心からなのかな?
そして、カナダのライブ会場でオーディエンスの前でまたプロポーズをして、
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これは実話だそうだ。
そこでやっとJohnnyは救われる。
その後は湖畔の家で幸せに暮らしたそうだ。
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by Junpei642
| 2007-08-18 12:39
| Movie Review
香港...出会いと別れが頻繁におとずれるtransitoryな街で、日本語を教えながら暮らしています。現在Kissing Fishというインディーバンドでベースを弾いております。ベースだけじゃなくてギター弾いて歌ったり、ドラムもたまにたたいたり、音楽とミュージシャンにかこまれ心豊かな日々を生きるパワフルおばちゃん!
by Junpei64
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