英語教育批判とその他もろもろのこと

まさんたさんが、「英語教育」批判についてまとめられたものを読んで、それに対するコメントを自分のブログに書きたいと思いました。

*賢い学者たちが出版した英語学習者向けの本に、文法を勉強するな。
辞書を引くなみたいな極端なメソッドが堂々と書かれていること。

*賢い学者たちは自分がすごく勉強してきたことを忘れて、自分はまるで勉強していなかったのように書くこと。

*そしてその昔、英語の勉強をめちゃくちゃした達人が、実際は英語をうまくあやつれなかった。→受験英語、学校英語への批判

*最後に教える側の質の問題=つまり先生が本当に英語をきちんと操れるかどうかということ

先進国、経済大国と呼ばれて久しい日本の一番大きな欠点、国を代表する首脳陣が英語が下手ということ。
外交上これって打撃なのかどうか、そんな上の方の話は私にはわかりません。
しかし、英語話者たちが英語を話せない外国人のことを馬鹿にしているわけでもないと思う。
実際、アメリカ人も英国人もその多くがモノリンガルじゃないですか。

首脳陣はちょっとは考えるべきだけど、
一般市民レベルで英語ができないコンプレックスをかかえて日々生きている。
英語なんて話せなくてもぜんぜん困らない国に住んでいるのに...

香港では幼稚園から英語を教えているし、小学校からは英文校、中文校に分かれていて、
英文校に入ると教科書も英語だし、学校で使われる言語は8割ぐらい英語と聞いている。
そして大学教育はほぼ英語だ。

公用語も英語と広東語なので、公文書の多くは広東語と英語が裏表になっていたりする。
結構公用語に使われている英語のレベルは高く、ちょっとややこしい英語も使われていたりする。
こんな香港でさえ、英語がめっちゃ上手な人の割合は低いと言っても間違いじゃない。
香港大学を卒業していてもボキャブラリーの量が多いとはいえないし、日常的に洋書を読むという人も少ない。
ただ、どこへ行っても困らない程度の英語は話せる。自分の専門については極めているし、きちんとした英文も書ける。
実際はそれが大切なのかもしれない。
少々発音が下手でも、使うボキャブラリーが単一で幼稚でも、堂々と言葉として操れる香港人は日本人より立派だと思う。しかしこのレベルが今の香港の教育のマキシマムであることも事実で、もっとできる人は留学経験があって、そういう人の人口が多いのも香港の特徴。
それに外国人も多いからね。

でも香港と日本は比べることができないね。状況がぜんぜん違うからね。

私の場合は、中2までは英語ぜんぜんわかりませんでした。
ぜんぜん何の注意もせず勉強していた感じで進行形が出てきた時点でギブアップ!
でも中2の夏休みにものすごくいい家庭教師にあたって、
彼女から徹底的にそれまでの文法のやり直しをさせられ、それ以降は霞が晴れたみたいに英語が簡単になったのだ。もう中2の教科書がめっちゃ簡単で、発音記号も徹底的にやったためスペルを覚える行為も朝飯前という状態になった。
その後は特に英語の勉強に苦労することもなく、英語がおもしろかったし、洋楽も聞いてたし、海外にペンフレンドも数人持つようになって、英語で遊ぶという行為も覚えた。でも話し相手はいないよ。

で、初めて海外に出たのが17歳でアメリカ
「あれ?何言ってるかわからん。」
「なんで通じないの?」
そう思うことはいっぱいあった。でも知っている限りの英語をしゃべりまくった。
聞くことは大変だったけど、そんなの当たり前
だって、奈良の田舎で優れたListening教材があるはずもなく、英語が聞けるのは映画とレコードだけだったからね。
恥ずかしいなんて思わないこと。
とにかくひたすら英語を話した。相手は日本の田舎娘、下手だからって誰も笑わなかった。

これまでの経験を考えると、当時の英語教育は間違っていなかったし、
基本的なことはきちんと教えてくれていた。
ただ、一人の先生が35人ほどの生徒相手に教えても、生徒すべてが吸収できるはずもなく、学ぶ側の力の有無と努力に左右されると思う。

基本さえできていれば、後で本格的に英語に触れたときに、自分なりに理解をしなおし間違えて覚えていたことは修正しながら勉強できるからだ。
私の今の英語はそんな感じかな?
なんだ、本当はこういうことだったのかというのは多々あるし、今でもああなるほどと思うことはいっぱいある。
わかっていてもまだ間違えることもあるし、そのたびに舌を出して、また言い直しして、言い直ししているのに間違えたといわれると思いっきりむかつきながら覚えている。(これ実際先週あったこと)

もし英語教師の質についてこれからどうにかなるのであれば、
きちんと英語のもつ意味、ニュアンスを理解できている、せめて海外で生活したことのあるバイリンガルな人がなるのが好ましいかな?あとは教え上手かどうか適正も試されるべき。

結論としては、どんな学問も努力なしに身につくことはない。
英語をスラスラ操れるほど身についたとしたら、それは基本的なことプラスそれに肉付けしていく必要がある。
それは努力することでしか得られないと思うので、なんちゃって英語学習本なんかに頼らず基礎からやり直すことをおすすめする。
ただ、海外旅行とかで使う付け焼刃な英語だったらそういう本やCD教材に頼るのも一案だと思う。
覚えればいいだけだからね。

ちょっと長くなったので今日はこの辺で一旦終わります。

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by Junpei642 | 2010-08-17 18:11 | 英語の話


香港...出会いと別れが頻繁におとずれるtransitoryな街で、日本語を教えながら暮らしています。現在Kissing Fishというインディーバンドでベースを弾いております。ベースだけじゃなくてギター弾いて歌ったり、ドラムもたまにたたいたり、音楽とミュージシャンにかこまれ心豊かな日々を生きるパワフルおばちゃん!


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