バイリンガルとセミリンガル

教育のことをさらっと日記に書いたところ、難しいレスが続きまして、じっと立ち止まって考えるきっかけとなりました。
今から11年前、娘の学校を決めるに当たっていろいろと悩んだのですが、赴任は3年という期限があったため、私は気軽にインター校を選びました。英語が身につくのも魅力的でしたが、せっかく海外で暮らすことになったのだから異文化にふれさせてあげたかったのも理由でした。
入ってすぐにインター校は英語を勉強する場所でないってことがわかり、再度娘が受けている教育について見つめなおすことになったのですが、昨日の日記に書いたとおりインター校に入れたことは良かったと感じています。

その昔、インター校に入れた頃に読んだ1冊の本がありました。
「バイリンガルを科学する」確かこのようなタイトルでした。何の知識もなかった私はむさぼり読みました。そこでセミリンガルと言う言葉を知りました。
純英語圏ではない香港でインター校に入れるなんて、セミリンガルを作っているようなものだと思いましたが、何年かが過ぎ、セミリンガルになることが決して悪いというわけではないことを自らの経験を通して知りましたし、本に出てくるほど深刻な状況には、香港のような日本人社会が狭くて大きい場所ではおちいらないことにも気づいたのです。

娘は決してバイリンガルではありません。しかし学校の授業で問題をきたすようなことはありませんし、ごく一般的な高校生だと思います。そして今セミリンガルだとしても、これから大学で海外に出て学びなおすこともできるわけですし、本人が望んで日本の大学に行けば、おくれていた日本語も取り戻すことができるかもしれません。ひょっとしたら英語圏ではないまた違う国で学ぶことになるかもしれません。
それはその時になってみないとわからないものです。学びたいものがあるのなら私は応援したいと思っています。


バイリンガルになるかセミリンガルになるか、言葉の問題だけがすべてではないし、環境の整った良い学校で自分の興味のあることを真剣に学べたことは何よりもの宝になると思うのです。
以前、私の掲示板にこんな言葉を書いてくださった方がいます。

「なんだか私も教育ママのようで嫌なのですが、この世の中何が起こるかわかりません。身に付いた知識は死ぬまで誰にも奪われないのでしっかり考えたいです。(実は財産は残せないので、生きる力と知識を身につけて自分でやって欲しいと思っているのですが。。。)」

これを読んだとき、まさにその通りだなと感動したことを覚えています。
私達夫婦も決して裕福ではなく、金持ちの道楽で娘をインター校に通わせているわけではないのです。上のように考えているからきっと続けていけるのでしょうね。

海外で暮らしているとバイリンガルとセミリンガルの問題で悩む時期は誰にでもあると思うし、今引っかかっている人は是非ゆっくり悩んでみてください。
そのうち先へ進めると私は思います。
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# by junpei642 | 2005-04-27 00:33 | Education | Comments(0)

香港ローカル生活 教育のお話

先日の日記に書いたとおり、香港人の浅はかさ、理解力の低さは致命的だと思う。
もちろん私が知らないだけで賢い人はいるところにはいるのだろう。
特に中国(香港)では理屈の通らない非科学的な迷信が家族の中で綿々と受け継がれているわけで、こういう話は香港人と結婚されている日本人からも、半分まじ、半分笑い話としてよく聞かされる。
誰が考えてもおかしいと思うような迷信、習慣に、疑問を抱くことなく受け入れてしまえるのは香港の教育が薄っぺらだからかもしれない。
私はうちのスタッフの8歳になる息子の宿題、ワークブックを通して香港の小学校教育を垣間見ることができるのだが、やっている内容は特に日本と変わりなく、ひょっとしたらもっと複雑かもしれない。とにかく教科書を見ていても理解しにくい内容のものもある。
そして一番の問題は、教える言語が日本のように一つではないということだ。
香港では中文学校、英文学校と二つにわかれており、英文学校があるのはイギリスの植民地だった名残で、以前は英文学校に通わせることで英語が身につき、子供の将来がひらけると誰もが信じていた。
しかし、英文学校とは言え、教える先生は香港人で、教科書がいくら英語で書かれていてもその内容を広東語で説明するため、結局英語が中途半端なまま大きくなるといった感じで、そんなことをするぐらいなら母語で教えた方が定着するのでは?という疑問が生まれ、いつしか教育省の方針もかわり数年前には英文学校の多くが中文学校に変わらざるを得ない状況に追い込まれた。この時は多くの親たちが反対をしたけれど、実際母語で教えた方が理解度はずっと高まるに違いないと私は信じている。
それに香港人の英語力は年々落ちているらしいし…

スタッフの息子ジミーは英文小学校に通っている。
算数、Scienceは英語の教科書(といっても参考書みたいな感じ)を使っており、生徒の英語レベルを無視した難しい新出単語がどの単元にもあらわれる。
だから新しい単元になると、重要な単語をピックアップして表にしたプリントが配られる。彼が今、英語の教科で習っているレベルと比べても格段に難しい内容だ。
ジミーの家庭では英語はほとんど使われない。特に父親はさっぱりというほど英語がわからないので、彼にとって英語とはこの先もほとんど使うことがない言語になりそうだ。
なので、英語の教科書で新しいことを習っても、先に書いたように説明は広東語でされるので、彼の頭の中には広東語の概念しか残らない。でもテストには英語で出るので彼が中途半端にしか理解していない場合は、うっかりミスを繰り返してしまうことにつながる。
例えば、「あなたは学校から帰ったらすぐに手を洗いますか?」という質問があって、Yes or Noのどちらかに丸をつけなければならないのだが、こんな問題は意味さえわかっていれば悩むようなものではない。でも彼はこういう問題でも英語が完璧に理解できていないので間違えるのだ。
まだP2だが、教科書に出てくる説明文の英語は簡単とはいえない。これからもどんどん難しくなっていくだろう。

香港人の多くがこのような教育を受けていたとして、ジミーと同じようにあいまいなまま理解して先に進んでしまうと、結局大人になった時に深く考えることができない人間になってしまうのかもしれない。
教育省が数年前心配したとおり、教育はやっぱり母語で行うのが一番だと思う。
もちろん英語も大切だけれど、英語なんて必要に感じた時に勉強しはじめても遅くないと思う。
特に、教科書があまり丁寧に作られていないと感じるので、ワークブックのような内容のシンプルなものを使うことをやめて、もっとしっかりとした香港人による香港人のための教科書を作る時期が来ているのかもしれない。
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# by junpei642 | 2005-04-25 00:32 | Education | Comments(0)

香港ローカル生活 教育のお話2

前回のお話では感情的な書き込みがもとで、いろんな人を傷つけてしまったこと反省しています。

香港の教育について初めて興味を示したのは 今から10年前、広東語を教えてもらっていた日本語を話せる香港人Mさんとのつきあいからです。
彼女にはうちの娘と一つか二つ年が違う男の子がいて、うちの子が通うデリアスクールにも興味を持っておられいろいろ聞かれました。
お子さんはローカル幼稚園+日本語幼稚園を同じ敷地内に持つことで有名な幼稚園に通っておられました。そしてちょうどその年に小学校を決めるための申請用紙を提出しなければならずいろいろと大変なようでした。
10年もたてばそのシステムは変わっているかもしれませんが、彼女の話ではこういうことでした。
香港の学校はBand1からBand5までの5つのレベルに分けられており、高い教育を受けるためにはできるだけレベルの高い学校に入れておくのが鉄則とのことでした。
Band1の方が高く、Band4,5の学校に入ってしまうとずっと低い教育しか受けられず、社会から落ちこぼれてしまうということでした。
*宗教
*親の母校
*成績
*幼稚園時代の功績(展覧会出品、入選、音楽の才能などなど)
上のような項目を満たしていれば志望校に入れる確立も上がるということでした。
できれば志望校の付属幼稚園に入れておくのが一番良いそうです。
毎年 学校が決まる時期になると、願書を提出するために学校に並んだり、合格発表の結果に喜ぶ人、泣いている人の姿がニュースで伝えられます。
たいていは第2、第3希望内の学校に決まるのですが、そこから漏れた子供達はコンピューターで学校がふりわけられてしまうという不本意なことになってしまうので、そういう結果を招かないためにも、早い時期からの用意が大切なのです。


結局、Mさんのお子さんは志望校に入ることが出来たのですが、上にも書いたようにインターナショナルスクールで学ぶことが最終目的だったようで、その後Korean Int'l School→Quarry Bay School→South Island Schoolと希望どおりに進まれたようです。
Mさんのように教育熱心な人はかなりいると思われます。
娘の学校でもローカルスクールからの編入は結構多くて、娘たちがLocal Chineseと呼んでいる生徒たちのほとんどはレベルの高いクラスに編入していて、理数系のクラスではトップクラスのほとんどを彼らがしめています。

特に、数年前の英文学校を減らして母国語教育を重点的にという風にシステムが変わったときは、ローカルスクールよりインターナショナルスクールへという人が増えて、その時期はNativeの子供も学校に困るほどインター校人気でWaitingがものすごい状態でした。

うちのスタッフはその反対で息子の教育にはあまり興味を示していませんでした。
彼女は子供を産んでからすぐに職場復帰しており、2歳半ぐらいの頃に家の近所にあるビルの1,2階を利用したローカル幼稚園の全日制に入れました。託児所も兼ねたような幼稚園でした。
その後1年ちょっと経った頃、彼女のだんなさんのコネクションで香港島ではわりと有名な小中一貫校の付属幼稚園の面接を受けてみないかという話が舞い込みました。
私はその学校の場所も知っていましたし、彼の将来を考えて話をすすめるように言いました。しかし、枠があったのは半日だったのでWhole Dayに入れないかどうかを学校に問い合わせさせたところ、ラッキーなことに空いていたのですぐに転校できることとなったのです。今はP2になって同じ小学校に元気に通っています。途中、だんなさんのお姉さんの子供が通う、カオルンサイドの官立校に転校させないかという誘いもあって、その話に惹かれる夫婦を見て少々あきれていました。
ところが、面接に行って学校の様子を見たとき、今通わせている学校とまったく環境が違うことと、そこに通う生徒たちの多くが新移民の子供だということがわかり、急激に熱は冷めたようです。

香港人にとって小学校の良し悪しというのはその後も影響します。
中学に進みHKCEE(香港會考)=中学卒業認定試験の結果で将来が決まってしまうからです。
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# by junpei642 | 2005-04-20 00:35 | Education | Comments(0)

”カンフーハッスル”

イースターの休みも終わって今日からまた仕事が始まった。
毎日遅くまで寝ていたし、寝すぎて夕べはちっとも眠れず何度も寝返りをうってうだうだしてた。
やっと眠れたと思ったらものすごく怖い夢をかなり長い間見ていて、ぱっと目が覚めて夢だとわかったときは、ホッとしたものの、また眠れなくなってしまって本当に困った。
怖い夢というのは、誰かに追われてじっと息を潜めて隠れるという夢
実はこういうパターンのホラー映画さながらの夢は1年に数回見ていて、ひどいときにはうなされて家族に迷惑をかけている。
夕べは隠れとおすことができたので幸いうなされることはなかったのだけれど、目が覚めたときはいやあな気分だった。それよりオフィスの鍵をかけることなく窓から逃げ出して、オフィスに置いておいた財布のことを心配している自分が情けない。
(説明文:つまり夢の中で隠れているのはオフィスの中で、悪者につかまりたくなかったのでオフィスの窓から無事に外へ逃げ出すのだけれど、その際オフィスの鍵をかけなかったし、財布なども持ってでなかったというわけ。その前にオフィスのドアに鍵をかけておきさえすれば悪者など初めから入ってこなかったのだ。)
今日も夕方オフィスで一人っきりだったけれど、やっぱり一人のときは鍵をかけたほうがいいな。

家に帰って夕食を食べながら星爺の「功夫」を見た。
友達が「少林足球」の方がおもしろいと言っていたのであまり期待はしていなかったけれど、文句なしに笑える映画だった。ストーリーはなんなのかさっぱりわからない。
でもすごいと思った。昔私達が見ていたアニメの世界をそのまま映像化したみたいでその点がすごい!
Lion Roarのおばさんと体がゴムみたいなおじさんの夫婦はすごい。体がゴムなのは「ワンピース」のルフィーみたい
テンポも速くてあっという間に終わった。
映像も良かったけれど音楽もなかなかGood
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# by junpei642 | 2005-03-29 11:22 | Movie Review | Comments(0)

Easter Holiday 映画三昧 No.2

今日で3日目のイースター休み
だんながアキレス腱を痛めたみたいでどこへも出かけたくないみたい。
私も特に行きたいところはなくて家でゴロゴロしている。
ゆうべは日本から持って帰ってきた映画のDVDを見ることにした。
子供のころから大好きだった「悪名」「続悪名」実はそれ以降の「悪名一番」など新しい方がすきなんだけれど、悪名の原点という意味で二本続けて見た。
「悪名シリーズ」は今東光原作のヤクザ映画で、時代は昭和の戦争時代
「八尾の朝吉」と呼ばれる一匹狼っぽいやくざと、彼を慕う「モートルの貞」というチンピラが繰り広げる仁義の世界がおもしろい。
昔はめちゃくちゃな二人やと思ってみていたけれど、めちゃくちゃなのは貞のほうで朝吉はかなり筋の通ったことを言っていたことを初めて知った。
だって召集令状が来たら戦争に行ってしまうぐらいなんだから。
それにこの作品は中村玉緒も出てくる。それも朝吉と出会ってすぐに結婚してしまうという役柄で…
二人が結婚を約束する場面や、夫婦になってからのけんかの場面なんて、本当にこの二人の私生活のようで笑える。
貞は続悪名の終わりにチンピラに刺されて死んでしまう。彼も結婚したばかりで赤ちゃんが生まれる寸前だった。泣いている奥さんに、「もう泣きな、どこで命を落とすかわからん男やとわかって結婚したんやから」というシーンは妙にリアル
実はこの後、「新悪名」というのがあって、貞の弟役で田宮二郎は再びこの映画のレギュラーになる。清二という名のチンピラは貞よりすごいチンピラで、朝吉の子分として彼にひっついているけれど、ここっていうときに裏切ったりする。
清二と朝吉のやりとりは最高におもしろい。
なのでこれ以降の作品が見たいんだけれどDVD出ているのかな?

同じDVDに入っていた「さよならクロ」もなかなか良かった。
長野の高校で飼われていた犬の話で実話らしい。
1961年ということで、映画の景色はものすごくノスタルジックだ。
映画の舞台となった高校がこれまたものすごく時代を感じさせる古い学校で、生徒たちの制服なんかも時代を感じる。
犬が学校で飼われていて、そこに通う生徒達そして先生にとって、犬がいることは当たり前になっている。犬の存在がどうのこうのっていう映画ではない。犬とは関係なく恋があり、別れがある。そして犬が病気になって、別々に進んでいたことが一つの点に結ばれて、最後は一応ハッピーエンドかな?
犬に関しては校長先生の言葉がすべてを語っていると思う。
そしてTulipの青春の影がながれて、ああ二人はこれから始まるんだなあとわかる。
アルプスが遠くに見えて本当にさわやかな終わりだったな。

明日でお休みも終わり
明日こそどっかへお出かけしたいなあ。
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# by junpei642 | 2005-03-27 11:21 | Movie Review | Comments(0)

Easter Holiday 映画三昧

今日から月曜日までイースターのお休みだ。
無事提出物をHand inすることができた娘は、久しぶりにリラックスモードで遊んでいる。
さっそくDVDをいっぱい借りて来て見ているので私もいっしょに見せてもらった。
一つ目はずっと見たいなと思っていた
「キャシャーン」
キャシャーンは小学生のころに見ていたヒーローものだ。
世紀末戦争みたいなもので街は壊滅状態になり、自分も命を落としたけれど新造人間として生まれ変わったキャシャーン
キャシャーンとともに犬のロボットが活躍していたのを覚えている。
でも私の見た新生キャシャーンは想像とは程遠い、わかりにくい内容の映画だった。
ビジュアル嗜好に走りすぎて映像はみにくいし、話の内容がさっぱりわからない。
ロボット犬がどんな風に映画化されているのか楽しみにしていたのにそれも出てこない。白鳥の中から出てくる母親の映像とか、断片的に覚えていたキャシャーンとはぜんぜん違っていたな。一つだけアニメと同じだったのは、ガッシャガッシャ歩いてくるロボット軍団だけだった。あまりにおもしろくないので途中で大長今を見るために違う部屋にうつったぐらい。ウタダのだんなさんこけたなあ。
やっぱりキャシャーンは「キャシャーンがやらねば誰がやる」ですね。

そしてもう一つ見たのは
「ブリジッド・ジョーンズ2」
この映画は前作もおもしろかったので楽しみにしていた。
前作は映画を見る前に原作を読んでしまったので最後がちょっと物足りなかったけれどおもしろかった。
さて今回は前回よりもおもしろかったけれど、良かった~と思えるような終わり方じゃなかったな。あくまでもコメディー路線で、本来あんな形で外国で拘束されたらもっと悲壮感や恐怖感があるだろうに、そのあたりがあまりにもいいかげんでしらけてしまった。
それにしてもレニーはよくあれだけ痩せたり太ったりできるよなあと感心してしまった。
それよりコリンはほんままじめくさいおっさんの役が似合うなあ。
そしてヒューにはあの役がまたぴったり。高級コールガールを買うところなんて実生活と同じなんであのシーンは笑いがとれますね。

「ハウルの動く城」
これも見ました。
内容は友達に聞いていたのでだいたい知っていたけれど、見てみるとそれほど悪くなく、のめりこんでしまった。でも友達が言うようにいったいどういう戦争なのかわからないし、ハウルがその戦争で何をしているのかが本当にわかりにくくてややこしい。何を訴えたいの?最後の幸せな様子を見た女王が戦争をやめましょうと言うところも???だった。
結局、私自身がジブリの映画を楽しめないただの大人になりつつあるってことなのかな?
いやあそうではなくて、映画を見た後のすっきり感が必要なのかな?

もう見るものもないみたい。
明日は自分で映画を選ぼうっと
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# by junpei642 | 2005-03-25 11:19 | Movie Review | Comments(0)

"Love Overboard" Janet Evanovich

b0080418_024828.jpg

日本にいると香港にいるよりずっと安い値段でペーパーバックが手に入ることを知ってAmazonでさっそく取り寄せたこの本。
New York Timesのベストセラーの上位に入っていたこのお話はステファニープラムシリーズで有名なジャネット・エバノビッチのロマンス本です。

ニュージャージーで刑事をやっていたステファニー(こちらはステファニー・ロウです)は刑事をやめて、メイン州の海辺の町に移り住む。
古いお屋敷を買い取ってホテルを始めるためだ。
ところが、このおうち入居してみるとあちこちが壊れてしまい使い物にならず修理をお願いする。
その間に客船でコックをしていた従姉妹のルーシーが急に結婚すると言い出し、ステファニーは彼女のかわりにコックとしてその船に乗り込むことになる。
そこでこの船のオーナーであるアイバンに出会って二人は急速に仲良くなる。
ところがステファニーとアイバンのまわりにはなぜか次々と奇怪な事件が起こるのだ。

読んでいると完全にロマンスというかラブコメストーリー、ちょこっとだけミステリアスな点もあるけれど、シリアスな内容ではなく簡単に読める。
難しい単語もほとんど出てこないし、少しぐらいわからない言葉を飛ばして読んでもストーリーはすっと頭の中に入ってくるようなそんなペーパーバック
お話がおもしろいので一気に読めるのでペーパーバックを読み始めの人にはぴったりな本です。

でもこんな本がベストセラーに入るんだな。
アメリカも日本と同じで文字の少ない読みやすい本が売れているのかな?

この本
アマゾンで870円でした。香港だとHK$90ぐらいするんじゃないかな?香港はどうして本が高いのかな?
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# by junpei642 | 2005-03-22 00:02 | Book Review | Comments(0)

痕跡 パトリシア・コーンウェル

前にそごうの本屋で見つけたときは「もういいや」と思って買わなかったこの本、
日本で上下とも買ってきた。
そして読み始めたらおもしろくてとまらなくなってしまった。
前作「黒蝿」は、それまでスカーペッターの一人称でかかれていたのが、それぞれ登場人物の視点から書かれていて面食らったけれど、お話のできはいまいちだった。
スカーペッターの年齢などが今一度改められたのもひっかかっていた。
今回の「痕跡」も同じ手法で書かれている。
古巣であるヴァージニアで14歳の女の子が原因不明の死を遂げる。それを調査するために今の検死局長から呼ばれ、マリーノとともに5年ぶりに戻ってくるという出だしだ。
最初、エンジンがかかるまで少しだけマゴマゴしてしまったので、今回も駄作かな?と思ったのだけれど、途中から吸い込まれてしまってあとは一気に終わりまで読んだ。
そして感じたのが、やっぱり私ってスカーペッターもマリーノも大好きだわってことだ。
特に嬉しかったのが、スカーペッターとマリーノの仕事のパートナーとしての関係ができあがっていたということだ。マリーノは相変わらずだけれど、やっぱりこの二人はこうでなくっちゃって感じで、マリーノはもちろんのこと、スカーペッターも少し優しくなってマリーノへの愛が伝わってきたし、私もこの二人が出てくる場面は愛情いっぱいの気持ちで読んでいるのだ。
そして、犯人が誰なのかがわかってくるところなどは、これこそ検死官シリーズだなあと思うような感じで、これまた楽しめるのだ。

最近ちょっとなあという感じだったけれど、これで完全復活してくれたのなら嬉しい。
ただ、この二人以外の主要メンバーはもうどうでもいいかなという気がしたのは残念だな。
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# by junpei642 | 2005-03-17 00:07 | Book Review | Comments(0)

"Family Honor" Robert B Parker



b0080418_072145.gif本のレビューを書いても誰もコメントをくれないので寂しいんだけれど、
せっかく読んだんだしレビューは残しておきたい。
さて今回の本は今まで読んだミステリーとはちょっとタイプが違っていた点にはまって、あっと言う間に読めた。
ペーパーバック関連のサイトで知ったこの作品は、サニー・ランドールという元刑事の私立探偵シリーズの第一作目だ。
思春期の娘が謎の失踪をして、その娘探しを依頼されたサニーは、祖父も父も警察官という家に育ち自分も一度は警察官だった。
幼馴染のリッチーと結婚したものの離婚、今はRosieという犬と二人で暮らしている。
このリッチーというのがマフィア一家のファミリーで、警察官とマフィアが夫婦という関係もおもしろいけれど、このリッチーが彼女の生活、仕事に深く関わっている。
謎解きというのではなく、彼女がしっかり持っているコネクションを利用して比較的簡単にその娘はみつかるのだが、その娘ミリーは家に帰りたくないといい、彼女が家で見たことをサニーに打ち明けてから本当の物語がはじまる。
子供のいないサニーがミリーと共同生活をしながら、その年頃にしては無気力で閉ざされたミリーの心を溶かしていくのがFamilyHonorの最大のストーリーだと思う。
別れただんなリッチーとのつかず離れずの関係、そしてゲイの友達スパイクが不思議な味を出していて引き込まれてしまう。
ミステリーと思って読むと物足りないかもしれないけれど、同じように娘を持つ私にとっては共感できる点も多く、考えながら楽しく読めた。
Family Honor by Robert B.Parker (Amazonで買うと安いよ。)

PS.リッチーはいつもリッチーサンボラを思い浮かべて読んだのでよけいに楽しめたのかも。

***********************************************************
サニーとミリーが精神的な面を深く話すシーンがたくさん登場するけれど、
うちの親子もよくそういうことしているな。
娘は私と深く話し込むのが結構好きだし、私に話すことでかなりストレス発散になるという。学校の先生に相談してみても、先生は自信満々で、「こうすれば絶対にいいから私の言った通りにしなさい。」というらしいけれど、自信の無い人に自信満々の人が力説しても暖簾に腕押しやもんな。
高圧的に自信満々に言われるのは自信の無い人には逆効果、何もアドバイスもらわなくても自分のおかれている状況や立場、そして今の自分の気持ちを人に聞いてもらうだけで頭の中が整理できて、新たに自分のことを見つめなおすきっかけになるよね。

ミリーは裕福だけれど愛の無い夫婦の間に育てられていて、あまりできが良くない娘に両親は失望してしまっているというミゼラブルな状態。
娘がいつも言う言葉なんですが、「両親が仲良しなのが子供にとって一番」らしいです。
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# by junpei642 | 2005-03-15 00:07 | Book Review | Comments(0)

"Bare Bones" Kathy Reichs

昨日に続いてまたペーパーバックのReviewです。
こういう日記ってコメントがほとんどがつかないので、読み手にはおもしろくないんだろうな。
でもせっかく読んだんだし書いておこう。

前回に続いて検視官の仕事をしているDr.Tempのミステリーです。
知り合いの娘さんが生んだとされる赤ちゃんの焼死体が見つかって事件ははじまる。娘さんとその彼は行方不明
それと並行してDr.Tempがピクニックに出かけた場所で愛犬が骨をほりおこす。よく調べると熊の骨がほとんどだったけれど、人間の骨もまざっていることが判明する。
そして、飛行機事故がおきて、どうして飛行機が墜落したのかを調べるために遺体を解剖する。

赤ちゃん殺し事件、熊の骨事件、飛行機事故、この3つが絡まりあいながら事件の真相が明らかになっていくのだけれど、前回の作品と違うのは登場人物がやたら多いこと。登場人物が多いのはめちゃくちゃしんどい。
誰が誰なのか、何をしたのかなどがこんがらがってすごく苦労したことと、今回はMedicalTermがものすごく多くて辞書無しで読みすすめることが困難だったことで、最後まで読めたときは本当に嬉しかった。
寒い冬の毎日、父の病院に通うこと以外はそれほどすることもなく、こたつに入りながら辞書をひきひき読みすすめていくことができたのは良かったな。

この人の作品は前回もそうだったけれど、狭くて暗いところに閉じ込められるというのが多いな。
その辺で85%ぐらいは犯人がわかっているのだけれど、なぜ殺したのかなど理由がよくわからなくて、それを最後の数ページで後日談として明らかにしていく手法も同じだった。
まあわかりやすいといえばわかりやすいのだけれど、その分、読んでいる最中はいろんなことがありすぎてすごくわかりにくい。もうちょっとすっきりしているともっと読みやすいかな?

でもこの人のペットの書き方が結構好きだなあ。
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# by junpei642 | 2005-02-23 00:03 | Book Review | Comments(0)


香港...出会いと別れが頻繁におとずれるtransitoryな街で、日本語を教えながら暮らしています。現在Kissing Fishというインディーバンドでベースを弾いております。ベースだけじゃなくてギター弾いて歌ったり、ドラムもたまにたたいたり、音楽とミュージシャンにかこまれ心豊かな日々を生きるパワフルおばちゃん!


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