カテゴリ:Education( 79 )

香港からの大学進学 その2 現実は厳しい?

今日も良いお天気で外に干した洗濯物も短時間できれいに乾きました。
洗濯物と言えば、金曜日の昼下がり、バスケットボールのランニングシャツと短パンをはいたごっついおじさんが、階下のWatchManとともにやってきました。
そしてえらい怖い顔してどなっておられる。
その話の中から聞こえてくる単語をつなぎあわせていくと、どうもうちのエアコンの水が滴りおちているみたい。「クーラーから水滴が落ちているおうちはすみやかに改善してください。」という張り紙がはられていたとおり、クーラーからの水滴は香港の夏の風物詩のよう。おじさんが帰った後スタッフに聞いてみると、おじさんちの洗濯物がうちのせいで濡れてしまったみたい。大家に連絡しても中国に行ったみたいで不在。仕方ないし緊急なので修理屋をよんで修理してもらったけれど、これは故障ではなく、エアコンのパーツがものすごく冷えてそこに結露したものがしたたりおちているということがわかった。
うちは室外機なのでその下に別の鉄板をつけて、そこからチューブで配水管につないで水が流れるようにした。屋外(18階)での作業なのでハーネスをつけての作業となり、400ドルもとられた。仕方ないよね。

さて、大学の話をはじめましょう。
日本の帰国子女枠受験に強い予備校に問い合わせしたところ丁寧な返事を頂いた。
それによると、うちの子みたいに海外生活は長いけれど英語が苦手(国語が苦手なのか?)な生徒というのは、日本語でも小論文がきちんと書けないケースが多くて不合格となりやすいみたい。カナダ、アメリカの大学進学の際、CBTで250以上あればまあ大丈夫みたいだったので、もうTOEFLは受けなくて良いかと安心していたんだけれど、長期滞在で250は当たり前で、海外歴4年ほどでこれぐらいの点数をとってしまう生徒もいるらしく、そういう子に比べてうちみたいなタイプは思考力も低いと書かれていた。
確かにうちは書くことが嫌いだからこれに当てはまるかもしれない。
そう考えるとやっぱり日本の大学は難しいのかな?
帰国子女枠の小論文って言えば1000文字前後の短い作文のようなものだけれど、テーマに単に答えるだけではなく、海外で経験したこと、その国で感じたこと、外国暮らしだからこそ身についたものなどを織り交ぜながら書いていかなければならず、どんなテーマもそこに結びつけながら作文を書かなければならないので、それなりに訓練が必要なのだ。娘は簡単な日本語文は読めて理解できるけれど、タイプ無しで書くことはかなり難しい。今まで日本語を少しずつでもいいから勉強しておけば良かったのだけれど、まさか日本の大学と言い出すと思わなかったため放っておいたのだ。読むのは日本の漫画とファッション雑誌、たまにTeens向け小説だけだもんね。
頑張るタイプなら今の状況からでも挽回してくれるかもしれないけれど、おっとりものの娘はとてもじゃないけれどやらないだろうな。
大学を調べたり、これからのこと考えたりしないといけないのに、朝からもチャットしたり、ボロンボロンギターを弾いたりしてくつろいでるだけだもんね。
世の中には親の言う事をきちんと聞いて、塾や予備校に通いとても賢い子があふれているように感じるのだけれど、どうもうちのはそういうタイプでは100%いえ、200%ないみたい。「本を読みなさい、新聞を読みなさい。」と読書で身に付けられることってすごく大きいと信じている私は、娘にいつも本を読むように言ってきた。
このことだけじゃないんだけれど、うちの娘は私が良かれと思ってアドバイスすることは何一つ聞かない頑固者。
もう大事な時期まで後少し、今反省しても何の意味もない。
どこへ進むにしても、1日も早く今までの自分の行いを反省してやり直してくれるといいんだけれどね。
お宅のお子さんどうですか?
うちみたいにわからずやですか?
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by junpei642 | 2005-05-15 00:39 | Education | Comments(0)

香港からの大学進学

先日 友人と食事をして大学受験の大変さを知ってしまってからは、
うちも来年にはその時期になるので、心配で心配でたまらなくなってきた。
香港のインターナショナルスクールへ通っている日本人の多くは日本の大学を目指しているみたい。
最近は大学も帰国子女枠入試を実施しているところが多く、一部の国公立にもなんとその枠は存在する。
詳しくは経験していないのでわからないけれど、書類選考のみ/小論文+面接など学校によって入試の内容は違う。
英語力+学力の判定はTOEFL,SATが基準となるため願書提出までにある程度の点数をあげておかなければいけない。
うちの娘は海外も視野に入れているけれど、日本にも憧れを持っているためどちらにするかおおいに悩み中。
帰国となれば関西しか無理なので関西エリアで探すと、あることはあるけれど娘が勉強したい科目が帰国子女枠に適応しなかったりとややこしい。科目の内容は今学校でやっていることとさほど変わりはないようで、日本とイギリスの教育内容の違いを感じてしまった。
公立校で一つ良さそうなところがあったけれど、彼女の日本語力で日本の大学でしっかり楽しく学んでいくことは難しいかもね。あとは、学びたいという意欲満々なのに、日本の大学の雰囲気はそれにあっていない気もするし、でもここらへんで日本の教育に触れさせてあげるのもいいかなと思ってみたり、私も娘もとても複雑な心境だ。
とりあえず、来週行われる塾の説明会というのに参加するので、そこで詳しい状況などがわかるといいな。

それから心配なのは、6月か7月に学校を卒業した後、日本へ帰って予備校に通わせるのが一般的らしくて、それに入れないと合格しないのでは?という心配があることかな。
だってね、その予備校の費用が半端ではないのだよ。
そんな大金払って志望校に合格できなかったらつらいよねえ。
うちが日本の大学を目指したら、ここに入れないといけないのかな?
心配や~


問題は、今のところやりたいことが3つあって、そのどれを取るかというのが娘の中で整理できておらず、これから受けるASレベルの結果を見てみて決めようかと考えているらしい。
海外となれば経済的なこと、治安なども考慮して、カナダがいいかと思っているので日本の大学と平行してカナダも調べている。学部、科目をとってもカナダの方がいっぱいあって選択肢も多いみたい。成績はGCSE,ASレベル、AレベルのPredictの3つから判断してくれるようで、こちらの方が大学が決まるまでのプロセスは簡単そうな感じ。
日本のように面接も無いしね。ありがたいことにAS,Aレベルで履修したことは一部大学の単位に還元してもらえるらしい。

彼女はこじんまりした学校の方がいいと言っているので、
そのあたりも考慮して決めたいな。
だって、今なんて彼女が選択している科目の1クラスの人数は10名前後みたいなので、あまり大きな学校だと面食らってしまいそうだもんね。

とにかくまずは日本の大学ってどんな感じなのか、
夏休みに見学に行かせるつもり。
本人もそれを楽しみにしているからね。
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by junpei642 | 2005-05-13 00:38 | Education | Comments(0)

イギリスの教育 ARTのお話の続き

今日からERが始った。さっきまで娘と機嫌よく見ていたのだが、宿題の続きをするため部屋に戻った娘が泣きべそでここにやってきた。
CorelDrawで夕方からやっていたDesign Graphicの宿題、なんとSaveをしておらず、ERを見ているちょっとの間にコンピューターが暴走して宿題も一緒に連れて行ってしまったみたい。明日学校へ行きたくないと泣く。
幸い、だんなは何を思ったのか夜中なのに木工細工をしているし、二人に濃いコーヒーをいれてあげて徹夜に参加
なので私はこうして今日の日記を書いている。それに今日から新しいペーパーバックを読むのでそれも楽しみ。
さて、Year12でASレベルとしてのアートの内容を先日書いたけれど、あの工程に行き着くまでの約半年の間、生徒たちはそれぞれ、自分がどのような手法、どのような絵が向いているのかを探るためにAbstract Art(抽象画)を見たりしながら勉強を重ねていたらしい。私にはわからないけれど、抽象画でもわかりやすいものもあるし、まったく意味のないものもある。たくさん見てどういう絵が好きなのか、それぞれどれがあっているのかを、みなでディスカッションを続けていたそうだ。
そして、ARTの教室にさまざまなOBJECTを持ち寄りそれを適当に並べては写すという行為をそれぞれのスケッチブックに重ねていくのだ。モデルとなったもののどこを描いてもいい。アングルも各自自由にしていい。例えば、モデルとして置いた物にうつっている部分だけを描いたりもできる。絵っておのおのの見方で違って見えるので見たとおりに忠実にしか描けない子もいるし、ディフォームしながら描いて行く人もいる。アートの時間は来る日も来る日も絵を描きつづけるという時期もあったらしい。そして自分がどういう描きかた、または作り方が向いているのかをやっと見つける。
既にそれが得意で特に練習する必要がない場合もあるし、前回の追記に加えたように、自分は得意ではないけれど是非やってみたい手法もある。その場合は先生が教えてくれるそうだ。
そしていよいよ"View Point"というテーマが知らされて、あとはこの言葉からイメージを膨らましていくだけ。前回のお話につながるわけだ。
このやり方は非常に難しいらしく、去年GCSEでARTをとった生徒はプロセスがわかっているため比較的楽だけれど、今年初めてARTをとった生徒たちはどうしてよいかわからず、結局放し飼いのウサギ状態で戻って来れなくなる。だって先生は生徒を放っておくからだ。
最初にエントリーした中から既に3人はARTを落とす決心をしたらしい。
どうしても出来ない子、やっても絶対にPassしそうにない子に対してはきついようだけれど、先生の方からやめるようにアドバイスをする。本当に興味がある場合は来年Retakeできるのでやり直しもできるし、そのあたりは非常に自由だ。Exam当日に自信がなくて来なかった子もいるんだって。
FinalExamは終わったけれど、Thematicと呼ばれるUnitがまだ未完成なのでそれを早く仕上げなければならないそうだ。彼女のThemeは昔風に言えば裸婦かな?
授業の中で裸婦のスケッチというのがあって、エキストラに200ドル払わされた。毎週モデルがやってきて裸の女性をスケッチしてたらしい。
それを元に自分なりに裸婦の絵を書き綴ったスケッチブックを作っており、それも作品として提出をしなければならない。
娘は絵を描くのは好きだけれど、見た目通りにきちんと書くのが嫌いなので、ディフォームされた柔らかな裸婦がさまざまな色彩を持って描かれている。

来年はARTはもう取らないと言う娘。
来年、AレベルでのARTは美術史など実技ではなくお勉強になってしまうので、描く事は好きだけれど書く事が嫌いな娘には向いていないんだろうな。

次回はDesign Graphicかな?今となりで消えてしまった宿題を再度やってます。
今夜のお題はGameBoyみたい。何しているのかはまた今度…
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by junpei642 | 2005-05-12 00:37 | Education | Comments(0)

「イギリスの教育」学校でやっていること ちょこっとややこしや~

昨日 寝る前に娘の部屋に洗濯物を持っていくと、今日提出しなければならないアートの宿題をベッドの上でやっていた。
「何やってるの?」とベッドに乗っかってのぞいてみると、いつになく機嫌の良い娘はいろいろとワークについて話はじめた。
ちょうど先週、ARTのFinal Examが終わったところで、一応彼女がFinal Pieceと呼ぶ最後の作品を仕上げたところで、その「最後の作品までどのようにたどりついたのか?」というのが彼女が夕べ仕上げようとしていた宿題だ。
テーマは"View Point"こんなにシンプルでわかりにくいテーマのもとに一つの作品を作っていかなければならないなんて、あまりにもあいまいで私ならどうしていいかわからなくなってしまいそう。
彼女は一点から見つめて見えるものを遠近感、Vanishing Pointなどを意識して、どのような感じになるかというのをつきつめていったらしい。それは説明を聞いたけれど感覚的に私にはあまりわからないことだった。
そして彼女の感覚を絵で表している、有名な画家の作品を集めていろんなアングルから見つめていくというのを何度も繰り返して、そして自分なりのConclusionを見つける。
そのconclusionにさからわないようにFinal Pieceを作らなければならない。
Final pieceは彼女が着目したポイントを含んでいるものでなければならない。それを含んでいる景色を家の近所で写真にとってきた。
手法は彼女が参考にしたプロの作品にある程度似せた、自分なりの作品にしなければならない。彼女が出会った手法については先生が説明してくれて、絵や説明文を使って説明して、彼女がなぜそこに影響されたのかなども書かなければならないのだ。最後に撮ってきた写真をフォトショップで自分の考えているようなタイプの絵に加工して、それを大きくプリントアウトして、Final pieceの土台となるものを作ったようだ。最後は絵の具を使ってそれを一つの作品に仕上げておしまい。色使い一つをとっても意味があるし、とても複雑でわかりにくい作品に仕上がっていた。絵を描くときの得手不得手もあるため、できるだけ自分の不得手を隠すことができるように注意が必要らしい。

イギリスのGCSE,ASレベルのアートでは、細かい技術を先生が教えるというタイプのアートではなく、テーマを決めてそれを作り上げていく為にさまざまな芸術作品に出会い、そこから自分なりに学んでいくタイプのようで、きれいな美しい絵を描く為の技術を身に付けるために何度も描いて練習するというようなことはあまり重要ではない。
しかし、時に技術が必要なこともあるけれど、あまり先生はそのことにこだわらない。
発想が自由、でも深く見つめ、深く考える、様様な角度から見つめる。このようなことを大切にする。自分が頭で描いているものに近い絵を見つけることは難しい。でもその時に先生の知識が役に立つ。生徒が頭で考えていることをきちんと理解して、参考になるアーティストの名前を教えたり、生徒の想像を表している手法を絵で見せたりする。
各自、想像していることが違うので出会う画家も手法もそれぞれ違ってくる。こんなに自由でいいのだろうか?と不思議に思えるやり方だ。

追記:上に絵を描くための技術はあまり大切ではないと書いたけれど、少し私が認識違いをしていたみたいなので書き足しておきます。
Final Examのワークに取り掛かるもっと前に、Kandinskyなどの抽象画を勉強して、自分なりに絵を描いて行くということをやったそうで、そこらへんにあるものを適当に並べてそれを元に絵を描いたそうです。その時にだいたい自分はどのような技法で行くかというのを決めながらやるそうです。そこでオイルペインティングを選んでその技法がわからない場合は、先生にどうやってやるかをアドバイスしてもらい、しばらくはその練習をしていくそうです。もちろんその時やったことの練習が宿題になります。
たいてい、自分の得意な手法をとるのでまったくどうやっていいのかわからないようなものは選ばないので、先生がアドバイスすることもそう多くはないようです。
ファイナルイグザム、コースワークどちらも、先生がどこまで口出しをしていいのかというガイドラインがあって、あまりアドバイスをすると感性が生徒のものでなくなってしまうので注意が必要だそうです。

アートなどは作品作りに時間を要するけれど、数学、英語、歴史などと違って難しく考えて膨大な文献を読み、自分の考えを長い文章にしていく必要は無いので簡単だと思って選ぶ生徒もいるらしい。
しかし、8ヶ月の授業時間のうち大半は自習に近く、放し飼いにされたうさぎだと娘は表現していた。中には帰ってこられないほど自由に遊んでしまううさぎもいる。
そうなったらどうしようもない。その途中で誰もうさぎを止めたりしないんだって。
自己管理が問われるということだろう。

娘はARTが大好きだけれど、このプレッシャーのもとで学ぶのはもう今期限りにしたいようだ。来年はもっと好きなことを集中して学びたいらしい。
最初はARTとグラフィックを中心にして将来を見つめていたけれど、やっぱり道を決めるのには若すぎるんだよね。今になって本当に合っているのかどうか悩んでいる。
それにすごく絵がうまいと言うわけではなく、上に書いたように技術を教えてもらえるのでは決してない。ひょっとしたらそれを学ぶのが大学かもしれない。日本の美大はまずデッサン力が問われるけどね。
今年アートとグラフィック以外にとった科目がとてもおもしろかったので、そちら方面での将来も考え始めたようだ。
イギリスの教育って何だろうな?技術的な科目なんだから技術を教えるのが当然と考えていたけれどそうではなかったんだ。
様様な作品と出会うこと、そして自分の頭で考えること。アートだけではなく、他の授業でも自分の考えていることをいかに効果的に文章にしていくか、そういうのにこだわっている科目は多い。日本のように大学受験を念頭に置いた覚えるだけの勉強法とは大きく異なる。でも脂汗が出るほど考えて考えてそれを自分の言葉や作品につなげていくという行為は人間を大きく深くするんじゃないかと思う。
昨日、私に最初から終わりまで説明したおかげで、抜けていた大事なポイントがいくつか見えてきたようで、トイレに行く前に私に「ありがとう」と言ってくれた。
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今日はテレサ・テン没後10年だそうだ。
中国人にとってテレサはものすごく偉大な人だったようで、
10年前の今日、チェスの香港代表をしていた友人がものすごい興奮して、彼女の死を教えてくれた。最初は誰なのかわからなくて、漢字を見てもピンとこない。結局ラジオをつけたら彼女の歌が何度もながれていて、その一つからテレサだと知った。
日本語で歌われた歌にも名曲がいっぱいあるけれど、
私は甜蜜蜜が好きだなあ。
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by junpei642 | 2005-05-09 00:36 | Education | Comments(0)

香港ローカル生活 教育のお話3

小学校のお話まで書いたので次は中学校ですね。
わかりにくい部分もあったので自分なりに勉強してみましたが、
ますますわかりにくいです。
こんな複雑なシステムにしなければならなかった理由ってなんなんでしょうか?
まず、前回書いたような小中一貫校に通っている子供達はよほど成績が悪くないかぎり同じ学校の中学部に進学できるそうです。
その前にP5,6でテストがあって、そのテストの結果で各生徒の成績(Banding)が出るそうで、これは私が前回Band1~5と書きましたが、Band1~3に分けられているようです。ですから今通っている学校がBand2の学校だとして、自分の成績が1なら、中学に上がるときに別の学校(Band1)に願書を出すことができるようです。
このように上に中学の無い生徒はP6で新たに中学受験しなければなりません。自分のBandに基づき家から通える範囲なのかなどを考慮して願書を出します。
上のBandからうまっていくので、中には希望どおりの学校にならないケースもあります。結局第一回目で決まらなかった生徒は、小学校のときと同じように空きのある学校にコンピューターで自動的に振り分けられるようです。
日本のように学区制にしてしまうほうがよっぽど公平で良いと思うのですが、どこからこのような複雑なシステムができてしまったのかはよくわかりません。

中学校はForm1,2,3までが義務教育です。日本と同じ中学3年生までですね。
でも義務教育になったのはなんと1980年代だそうです。それまでは家内工業がものすごく多かったため、小学校を卒業した子供達は安い労働力として工場に借り出されていたそうです。
Form3で再度成績の見直しが行われます。その成績によってForm4に進級できるかどうかが決まります。それをJunior Secondary Education Assesementと呼びます。Form4,5はGCSEと同じでHKCEEに向けてのテスト学年です。
たいていの生徒は同じ学校内でForm4に進級できるのですが、ある一定の成績を満たしていない生徒はそこで卒業となります。そういう場合は他校の空き状況を調べてForm4に再度アプライします。最後は小学校、中学校進級時と同じようにコンピューターで振り分けられます。
このように中途半端な時期に学校からふるい落としてしまうという悪しき制度が今も存在しているのです。
しかし、別の学校のForm4に入れるシステムを残しているのでこの時点が最終学歴になってしまう人は今では少ないと思います。
そしてもう一つ、Form4に入らなくてもPost Secondary 3 Craft Courseという職業訓練コースへ進むことができます。
職業訓練コース、建設工業コース、服飾工業コースの3つのコースがあって、そこで手に職をつけられるシステムになっています。
職業訓練コースの中には中華料理コースというのもあります。

このようなシステムだからこそ、早い時期でのオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アメリカ、カナダへの留学が多いのも納得できます。

中学3年生でまず大きな転機が訪れる香港人、9割以上の中学生が高校進学する日本にくらべてかなり厳しいですね。
次回はいよいよHKCEEについて書きたいと思います。
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by junpei642 | 2005-05-02 00:35 | Education | Comments(0)

バイリンガルとセミリンガル

教育のことをさらっと日記に書いたところ、難しいレスが続きまして、じっと立ち止まって考えるきっかけとなりました。
今から11年前、娘の学校を決めるに当たっていろいろと悩んだのですが、赴任は3年という期限があったため、私は気軽にインター校を選びました。英語が身につくのも魅力的でしたが、せっかく海外で暮らすことになったのだから異文化にふれさせてあげたかったのも理由でした。
入ってすぐにインター校は英語を勉強する場所でないってことがわかり、再度娘が受けている教育について見つめなおすことになったのですが、昨日の日記に書いたとおりインター校に入れたことは良かったと感じています。

その昔、インター校に入れた頃に読んだ1冊の本がありました。
「バイリンガルを科学する」確かこのようなタイトルでした。何の知識もなかった私はむさぼり読みました。そこでセミリンガルと言う言葉を知りました。
純英語圏ではない香港でインター校に入れるなんて、セミリンガルを作っているようなものだと思いましたが、何年かが過ぎ、セミリンガルになることが決して悪いというわけではないことを自らの経験を通して知りましたし、本に出てくるほど深刻な状況には、香港のような日本人社会が狭くて大きい場所ではおちいらないことにも気づいたのです。

娘は決してバイリンガルではありません。しかし学校の授業で問題をきたすようなことはありませんし、ごく一般的な高校生だと思います。そして今セミリンガルだとしても、これから大学で海外に出て学びなおすこともできるわけですし、本人が望んで日本の大学に行けば、おくれていた日本語も取り戻すことができるかもしれません。ひょっとしたら英語圏ではないまた違う国で学ぶことになるかもしれません。
それはその時になってみないとわからないものです。学びたいものがあるのなら私は応援したいと思っています。


バイリンガルになるかセミリンガルになるか、言葉の問題だけがすべてではないし、環境の整った良い学校で自分の興味のあることを真剣に学べたことは何よりもの宝になると思うのです。
以前、私の掲示板にこんな言葉を書いてくださった方がいます。

「なんだか私も教育ママのようで嫌なのですが、この世の中何が起こるかわかりません。身に付いた知識は死ぬまで誰にも奪われないのでしっかり考えたいです。(実は財産は残せないので、生きる力と知識を身につけて自分でやって欲しいと思っているのですが。。。)」

これを読んだとき、まさにその通りだなと感動したことを覚えています。
私達夫婦も決して裕福ではなく、金持ちの道楽で娘をインター校に通わせているわけではないのです。上のように考えているからきっと続けていけるのでしょうね。

海外で暮らしているとバイリンガルとセミリンガルの問題で悩む時期は誰にでもあると思うし、今引っかかっている人は是非ゆっくり悩んでみてください。
そのうち先へ進めると私は思います。
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by junpei642 | 2005-04-27 00:33 | Education | Comments(0)

香港ローカル生活 教育のお話

先日の日記に書いたとおり、香港人の浅はかさ、理解力の低さは致命的だと思う。
もちろん私が知らないだけで賢い人はいるところにはいるのだろう。
特に中国(香港)では理屈の通らない非科学的な迷信が家族の中で綿々と受け継がれているわけで、こういう話は香港人と結婚されている日本人からも、半分まじ、半分笑い話としてよく聞かされる。
誰が考えてもおかしいと思うような迷信、習慣に、疑問を抱くことなく受け入れてしまえるのは香港の教育が薄っぺらだからかもしれない。
私はうちのスタッフの8歳になる息子の宿題、ワークブックを通して香港の小学校教育を垣間見ることができるのだが、やっている内容は特に日本と変わりなく、ひょっとしたらもっと複雑かもしれない。とにかく教科書を見ていても理解しにくい内容のものもある。
そして一番の問題は、教える言語が日本のように一つではないということだ。
香港では中文学校、英文学校と二つにわかれており、英文学校があるのはイギリスの植民地だった名残で、以前は英文学校に通わせることで英語が身につき、子供の将来がひらけると誰もが信じていた。
しかし、英文学校とは言え、教える先生は香港人で、教科書がいくら英語で書かれていてもその内容を広東語で説明するため、結局英語が中途半端なまま大きくなるといった感じで、そんなことをするぐらいなら母語で教えた方が定着するのでは?という疑問が生まれ、いつしか教育省の方針もかわり数年前には英文学校の多くが中文学校に変わらざるを得ない状況に追い込まれた。この時は多くの親たちが反対をしたけれど、実際母語で教えた方が理解度はずっと高まるに違いないと私は信じている。
それに香港人の英語力は年々落ちているらしいし…

スタッフの息子ジミーは英文小学校に通っている。
算数、Scienceは英語の教科書(といっても参考書みたいな感じ)を使っており、生徒の英語レベルを無視した難しい新出単語がどの単元にもあらわれる。
だから新しい単元になると、重要な単語をピックアップして表にしたプリントが配られる。彼が今、英語の教科で習っているレベルと比べても格段に難しい内容だ。
ジミーの家庭では英語はほとんど使われない。特に父親はさっぱりというほど英語がわからないので、彼にとって英語とはこの先もほとんど使うことがない言語になりそうだ。
なので、英語の教科書で新しいことを習っても、先に書いたように説明は広東語でされるので、彼の頭の中には広東語の概念しか残らない。でもテストには英語で出るので彼が中途半端にしか理解していない場合は、うっかりミスを繰り返してしまうことにつながる。
例えば、「あなたは学校から帰ったらすぐに手を洗いますか?」という質問があって、Yes or Noのどちらかに丸をつけなければならないのだが、こんな問題は意味さえわかっていれば悩むようなものではない。でも彼はこういう問題でも英語が完璧に理解できていないので間違えるのだ。
まだP2だが、教科書に出てくる説明文の英語は簡単とはいえない。これからもどんどん難しくなっていくだろう。

香港人の多くがこのような教育を受けていたとして、ジミーと同じようにあいまいなまま理解して先に進んでしまうと、結局大人になった時に深く考えることができない人間になってしまうのかもしれない。
教育省が数年前心配したとおり、教育はやっぱり母語で行うのが一番だと思う。
もちろん英語も大切だけれど、英語なんて必要に感じた時に勉強しはじめても遅くないと思う。
特に、教科書があまり丁寧に作られていないと感じるので、ワークブックのような内容のシンプルなものを使うことをやめて、もっとしっかりとした香港人による香港人のための教科書を作る時期が来ているのかもしれない。
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by junpei642 | 2005-04-25 00:32 | Education | Comments(0)

香港ローカル生活 教育のお話2

前回のお話では感情的な書き込みがもとで、いろんな人を傷つけてしまったこと反省しています。

香港の教育について初めて興味を示したのは 今から10年前、広東語を教えてもらっていた日本語を話せる香港人Mさんとのつきあいからです。
彼女にはうちの娘と一つか二つ年が違う男の子がいて、うちの子が通うデリアスクールにも興味を持っておられいろいろ聞かれました。
お子さんはローカル幼稚園+日本語幼稚園を同じ敷地内に持つことで有名な幼稚園に通っておられました。そしてちょうどその年に小学校を決めるための申請用紙を提出しなければならずいろいろと大変なようでした。
10年もたてばそのシステムは変わっているかもしれませんが、彼女の話ではこういうことでした。
香港の学校はBand1からBand5までの5つのレベルに分けられており、高い教育を受けるためにはできるだけレベルの高い学校に入れておくのが鉄則とのことでした。
Band1の方が高く、Band4,5の学校に入ってしまうとずっと低い教育しか受けられず、社会から落ちこぼれてしまうということでした。
*宗教
*親の母校
*成績
*幼稚園時代の功績(展覧会出品、入選、音楽の才能などなど)
上のような項目を満たしていれば志望校に入れる確立も上がるということでした。
できれば志望校の付属幼稚園に入れておくのが一番良いそうです。
毎年 学校が決まる時期になると、願書を提出するために学校に並んだり、合格発表の結果に喜ぶ人、泣いている人の姿がニュースで伝えられます。
たいていは第2、第3希望内の学校に決まるのですが、そこから漏れた子供達はコンピューターで学校がふりわけられてしまうという不本意なことになってしまうので、そういう結果を招かないためにも、早い時期からの用意が大切なのです。


結局、Mさんのお子さんは志望校に入ることが出来たのですが、上にも書いたようにインターナショナルスクールで学ぶことが最終目的だったようで、その後Korean Int'l School→Quarry Bay School→South Island Schoolと希望どおりに進まれたようです。
Mさんのように教育熱心な人はかなりいると思われます。
娘の学校でもローカルスクールからの編入は結構多くて、娘たちがLocal Chineseと呼んでいる生徒たちのほとんどはレベルの高いクラスに編入していて、理数系のクラスではトップクラスのほとんどを彼らがしめています。

特に、数年前の英文学校を減らして母国語教育を重点的にという風にシステムが変わったときは、ローカルスクールよりインターナショナルスクールへという人が増えて、その時期はNativeの子供も学校に困るほどインター校人気でWaitingがものすごい状態でした。

うちのスタッフはその反対で息子の教育にはあまり興味を示していませんでした。
彼女は子供を産んでからすぐに職場復帰しており、2歳半ぐらいの頃に家の近所にあるビルの1,2階を利用したローカル幼稚園の全日制に入れました。託児所も兼ねたような幼稚園でした。
その後1年ちょっと経った頃、彼女のだんなさんのコネクションで香港島ではわりと有名な小中一貫校の付属幼稚園の面接を受けてみないかという話が舞い込みました。
私はその学校の場所も知っていましたし、彼の将来を考えて話をすすめるように言いました。しかし、枠があったのは半日だったのでWhole Dayに入れないかどうかを学校に問い合わせさせたところ、ラッキーなことに空いていたのですぐに転校できることとなったのです。今はP2になって同じ小学校に元気に通っています。途中、だんなさんのお姉さんの子供が通う、カオルンサイドの官立校に転校させないかという誘いもあって、その話に惹かれる夫婦を見て少々あきれていました。
ところが、面接に行って学校の様子を見たとき、今通わせている学校とまったく環境が違うことと、そこに通う生徒たちの多くが新移民の子供だということがわかり、急激に熱は冷めたようです。

香港人にとって小学校の良し悪しというのはその後も影響します。
中学に進みHKCEE(香港會考)=中学卒業認定試験の結果で将来が決まってしまうからです。
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by junpei642 | 2005-04-20 00:35 | Education | Comments(0)

食事会

昨日はメインサイト関係の友達が集まって食事会をした。
みんなお子さんをインター校に通わせていて、子供たちはみな中学以上と大きい人ばかりだ。
場所は銅鑼湾の「アナスタシア」というイタリアンのレストランだ。香港には珍しくちょっとしゃれたお店だ。最近はこんなお店がどんどん増えていて嬉しい。
カクテルなども豊富でちょっと呑むだけでも充分使える感じだ。
昨日のメンバーは6人、馴染みのメンバー5人と、楽天で知り合った桃さんは最近香港に来たばかりで、きっと参考になるだろうとお誘いしたら快く参加してくださったのだ。
このような食事会はお昼には何度かしたことがあるけれど、夜は初めてだ。夜の方がやっぱり落ち着いていい感じだ。ここはハッピーアワーもあって全ドリンクがBuy 1 Get 1 freeなのでお酒が好きな人には嬉しい。
メンバーのお子さんのうち二人は大学受験を控えていて、その準備、TOEFL, SATなど参考になる話をたくさん聞くことができた。
うちの娘にも早くTOEFLを受けさせなくてはいけない。来年からTOEFLは新しくなってもっと難しくなるらしい。
一人の方はお子さんが日本の高校を受験するため、そのために、TOEFL,ケンブリッジ英検などに挑戦したお話や、母親も面接を受けないといけない話など、これまた私の知らない世界で参考になった。どちらにしても海外から日本の学校を受験するのは、帰国子女枠を使えて優遇されるものの、国内にいるのと違って、それなりに準備をすることがたくさんあるのだと思い知らされた。
学校はそれに対してサポートやアドバイスはいっさいしてくれないので自分で準備するしかないのだそうだ。
TOEFLのためには日系の塾に行ったり、アメリカ系の受験サポートスクールに行ったりすることで準備ができるけれど、お金もかかるし大変そうだ。
ある程度年齢が大きくなってからインターに編入した場合は、英語で指導してくれる塾よりも、日本語でわかりやすく説明を受けた方が身につくようだ。だから塾の意味があるんだと思う。

今回驚いたことが一つあった。
「海外子女教育」という海外子女教育振興財団が発行している会員雑誌がある。財団に会費を払っている日本企業に配られていたり、財団がやっている通信教育をやっている人のところにも送られるものだ。この雑誌、10月号は香港のインター校特集をしていて、某塾が協力して香港のインター校をいくつか取材していた。
書いてあることは特に特別なことではなかったけれど、インター校に通わせている母親たちが集まって座談会を開いて、その様子などものっていた。
そして、香港のインター校について書いてあるサイトがいくつか紹介されており、その中に私のサイトもあった。
普通は雑誌に掲載される場合は、E-mailかなにかで事前に連絡があると思うのだけれど、今現在、私は受け取っておらずまったく知らなかった。
そのうえ、URLがTopのページではなくMenuから紹介されており、なんだか気持ち悪い。前もって知らせてくれていたら訂正してもらったのに、そう考えると腹立たしい。
既にこの件に関してメールで問い合わせをしているのだけれど、返事はまだない。
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by junpei642 | 2004-10-28 00:31 | Education | Comments(0)


香港...出会いと別れが頻繁におとずれるtransitoryな街で、Rock'n'Rollをこやしに生きています。若返りのマジックワードを心に今日も頑張る~~


by Junpei64

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