香港駐在員妻の洗礼

今から14年も昔のこと、
私もかつては駐在員妻でございました。

育大○子さんの本にもかかれていましたが、
右も左もわからない、海外生活経験のない奥様が、
香港に来て最初に出会う日本人や、親切にしてくれる日本人を「良い人」と勘違いしてしまうことは、
なんとなくわかります。

だいたい皆さん、自分より少し駐在が長い、やっと香港に慣れてきたという人たちに、
手取り足取り香港生活について情報をもらい、「友達ができた」と勘違いをした挙句、
駐在生活の神話を吹き込まれ洗礼を受けることになるのです。

ある一定の期間を過ごした駐在奥さん達は、今度はnew comerに興味がなくなっていくもので、
ほんまか嘘かわからないようなアホな話をして、new comersをむやみに刺激するようなことをしなくなるものなのですよ。

うちはだんなの前の赴任者というのがこちらで独立していて、
結局 その前任者の奥さんから洗礼を受けたことになるのかな?

彼女の場合は、言葉もままならなかったため、
やはり近所で知り合った奥さんに洗礼を受け、某日系幼稚園に娘を通わせており、
そこで知り合った多くの金融関係のお金持ちとつきあったがために、非常に苦しい思いをしていました。
うちみたいな弱小商社の待遇と、一般金融関係の待遇にかなりの差があったからです。
こういう苦労話を思いっきり吹き込まれたわけです。

これは私も実際に経験しましたが、
娘をインター校に入れた苦労、それから香港というChaosのような街で感じる刺激に圧倒されていたので、あまり気にはなりませんでした。

まあ一番へこんだのは、当時 太古城の近所とはいえ、家賃が1万ドルほどの小さなアパートに住んでいました。コーンヒルや太古城の家のサイズとはむちゃくちゃ違うわけではなかったけど、
ハッピーバレーやミッドレベルのでかい家に比べたらかなり小さかったのです。
そして、ハッピーバレーの大きなフラットに住んでいた友人は家賃が4万5千ドルぐらいしていたんですね。
彼女に「うちの家賃1万ドルやで」と言うと、
「えええ~~~っ、香港で1万ドルの家なんてあるの?」と驚かれました。
彼女は実際のところ、すごく気持ちよくつきあえた特別な友人だったのでそれほど傷つきはしなかったけれど、それでもちょっと落ち込みました。

それから、日本人がひしめきあっていた太古エリアでは、情報の伝達がものすごい速い事!
これは特に、どこのレストランがおいしいとか、ここのアウトレットは本物、またはバーゲンの情報などでしたが、み~んな知っているし、服やおしゃれ関係などは、一気に広まるので皆同じものを持っていました。

懐かしいところで、タイシルクのバッグです。
確かTSTのスターハウスの中に店があったと記憶しているのですが、
もともとタイシルクのバッグはスッチが広めたんだよね。
別にどうということのないサテン風の生地で作ったバッグを、日本人はみ~んな持っていました。

ブランド名は忘れたけれど、スタンレーにそのブランドを扱うアウトレットがあって、誘われるがままに買い物に行きました。トレーナーを買って帰ったら穴があいていたのを覚えています。
かがって着ましたよ。
そしてその週、何人も同じ柄の色違いなど、似たようなトレーナーを着ている日本人に会いまくりです。

今でも日本人が押しかけているかどうかは知らないけれど、
ホテルやアメリカンクラブで開催されるクリスマスバザーは、ほんまに人気でしたよ。
アメリカンクラブなんて、そんなことでもない限り一般の人は簡単に行けないからね。
タクシー代割り勘でわざわざタイタムまで出かけるんだからね。
売られているものは、かわいいとはいえみ~んな中国かフィリピンで作られたチープな雑貨なのにね。

習い事なども同じで、どこの家に行っても、同じような粘土細工の小さいのが飾ってあるとか、
香港の地図の刺繍が額縁に入れられ飾られているとかね。
そうそう、この額縁でさえ、み~んなJodanにある額縁屋に作りに行くのです。

他には、銅鑼湾の某ビルに、矯正下着の店があっておもしろいように売れていました。
私も買ったよ。ボディースーツ…
でも、スタイルのいい奥様が、「これをつけてからヒップアップしたのよね。」と話すと、
みんな欲しくなるものなのです。

そしてみんなはずせないのは、英語と広東語を習うこと!
あちこちでグループレッスンしてたよな。
British Councilもめっちゃ人気でした。
私も赴任1ヶ月で英語のグループレッスンに参加しました。
その時の先生がDだから、ほんと長いおつきあいになってしまいました。

今から考えると、収入がかなりアップするし、奥さんはやることなくてヒマなので、
とにかく何かをやってお金を遣いたくなるんだよね。

当時 ゼネコンが最盛期で、ゼネコンの奥さんのお金の使い方はびっくりするぐらいすごかった。
良かったよねあの時代。

こ~んなわけで、奥様達は何もしなくても情報の嵐の中に放り出され、
みんなに必死でついていくわけです。
片時もじっとしていられないほど、行くところもやることもいっぱいある香港ですからね、
よっぽど引きこもりでもない限り、「私も行ってみようかな」と思うのは普通。

今も、昔と変わらずNew comerたちは刺激的な日々をおくられているのでしょうか?

まあそんなのはあちこちのブログを読めばわかることですが…

ああ、懐かしい…
遠い目のJunpeiでした。


にほんブログ村 海外生活ブログへ

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ
面倒ですがポチッとお願いします。

人気blogランキングへ
こちらもお願いします。
[PR]
by Junpei642 | 2008-09-10 12:20 | 香港、中国 | Comments(4)
Commented by 遊びの達人 at 2008-09-10 21:27 x
どうしたんですか??えらい感傷的な回想記ですね~~!

「タイシルクのバッグ」 名前は違うと思うけど、タイに行くたびに「ジムトンプソン」の小さなゾウがトレードマークのバックやスカーフ!小物入れなんか、山程買ってきて配偶者の御機嫌を取りましたよ!!
Commented by ayam7281 at 2008-09-11 21:59
シルクノバックってリボンバックですよね。
某日系航空会社のCAさんが広めたもの。
OLさんも持っていましたよ。
うちの母もjunpeiさんが書かれているのと似たような感じだったかな。
しかも未開の地で何でもかんでもみんなで開拓していくしかない中だったので、母はそれでも、英語は個人レッスン、私は日本人が一人もいない幼稚園に入れてインディアンやイギリスの方々とお付き合いしていたようなので、日本人小学校へ行くまでは、日本人社会とはあまりびったりというわけでもなかったのかなぁとも思いますが。
それでもアパートは同じ会社の人で一緒だし、junpeiさんと一緒で、ほかの会社の人より日本よりは広いけど、狭い家^_^;なにかとあったようです・・・でも今考えたら部屋の中で自転車のっていたんですから広かったと思いますが
ブリティッシュスクールのバザーも行ったしアメリカンスクールにも行ったし・・・にてますねすこし駐在の奥さんは。
アラブは税金ないので、ブランド物も税金なしだし。
よくツーリストクラブで海に入ったり母がテニスしたり、ホテルのプールで一日すごしたり・・・私もなんだか色々思い出してきました。
Commented by Junpei642 at 2008-09-11 23:48 x
達人さん
感傷的ですか?そうでもないけれどね。
タイシルクはそのジムなんとかのものとは違うけど、
大きいリボンがついているやつです。
安いのでお土産にもいいんですよ
Commented by Junpei642 at 2008-09-11 23:50 x
Ayamさん
やっぱりあれは日系のCAが広めたんですね。
しっかし、大小いろいろで誰でも持っていましたよ。笑えます。

Ayamさんのお母さんの体験は、こっちよりもっとゴージャスな感じですね。
赴任先はアラブだったんですか?
香港とはまた違った雰囲気で素敵だったでしょうね。

とにかく、一度には書ききれないぐらいたくさんのイベントねたがあったし、
バーゲンや、日本人が押し寄せたお店がいっぱいありました。
懐かしいです。
ayamさんもいろいろ思い出して遠い目してください。


香港...出会いと別れが頻繁におとずれるtransitoryな街で、Rock'n'Rollをこやしに生きています。若返りのマジックワードを心に今日も頑張る~~


by Junpei64

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

記事ランキング

画像一覧

カテゴリ

全体
日々のつぶやき(日記)
食べる 呑む
Movie Review
Book Review
Viva! Music
Education
My sweet Tetsu
Medical topic
My Precious
香港おいしい一人飯
香港、中国
Girls Band Project
Hong Kong Indies
Japan!
英語の話

気になるブログ/サイト

フォロー中のブログ

音楽、空間、好鐘意(大好き)!
Rock and Mov...
だるにーの脳ミソ
別館・我要的幸福
La Dolcé vita
Hachiの香港家計簿
アメリカナース日記
音楽の杜
sakuraのわがままエッセイ
エミリアからの便り
熊猫漫遊記
じゅんじゅんの香港日記
六福1☆
いつの間にか20年
こんな一日
ま、どうでもいんだけど
別冊・Hachiの香港ニ...
ミヤモーの戯言
中国茶徒然日記
フォンの野菜メニュー
おはな 山の中日記 ~北...
香港日々探検日記
ブラボーのひとりごと
鴛鴦茶餐廳 いんよんち...
lei's nihong...
憧れの地は香港
koedagaffe分店...
Made in Hong...
アジア暮らし
Lady Satin's...
Welcome to m...

外部リンク

以前の記事

2017年 08月
2017年 03月
2016年 09月
more...

ブログパーツ

動画配信用ASPサービス

ブログジャンル

海外生活
音楽

検索

タグ

(64)
(28)
(17)
(17)
(16)
(11)
(11)
(10)
(10)
(9)
(8)
(8)
(8)
(7)
(7)
(6)
(6)
(6)
(5)
(5)

その他のジャンル

ファン