香港の携帯事情
日本にいると携帯電話でできることっていっぱいあるな。
メールもすごく発達しているし、変な模様を携帯で写真を撮るだけでできることとか、私にはわからんことだらけで、こうやって高度な文明から取り残されていく自分が非常に悲しくもある。
香港でも昔に比べたら携帯の使い方はずいぶん変わったけれど、
いろんな機能が市民レベルで普及しているわけではまだまだ無いようだ。
今じゃテレビも見られるし、メールもできるし、ウォークマン代わりにも使える。
Blackberryというサービスを利用することで、携帯についているキーボードで普通にメールが打てる携帯もあるし、
iPhoneを使っている人も時々見かけるけれど、こんなのは一部のビジネスマンの間でしか広まっていないのではないかな?
私なんて、最低限の機能しかついていない電話を今でも使っている。
それも電話会社でただでもらったプロモーション電話である。といってもSony Ericssonのきちんとしたやつね。
高い電話はそれこそ日本円で3万とか5万もするものがわんさか売られており、それらを嬉々として使っている香港人も多い。
一応、インターネットもメールもできるけど、必要ないから使わないしメールもSMSですませている。
たぶんE-mailよりもSMSが香港では一般的なのだろうと思う。
これだと同じ電話会社利用の場合はタダだし、違う場合は一通1ドルと高いけれど、日本みたいに暇つぶしのおしゃべりとしてSMSを使うことはほとんどないものね。
携帯で写真を撮ってもメールしないので送る相手もいないし、写真を撮るならデジカメがあるので、デジカメばっかり使っている。
何よりも、日本みたいにアホみたいな携帯モラルっていうのが存在しないから、いつでもどこでも用があるときに電話ができることがありがたい。
そりゃ、バスやMTRの中で、腹の底から搾り出したような声で話す香港人はうっとおしいけれど、
長時間一緒に乗っているわけでも無し、そんなときはこっちも大音量でiPodを聴いてりゃいいわけで、ぜんぜん迷惑だなんて思わない。
それに通話料もめちゃくちゃ安いので、自分が一ヶ月にどれぐらい電話をするかによってプランを決めれば、安ければ1000円程度に納まる人もいるはず。
これにe-mailだinternetだ、音楽のダウンロードもいるわ~なんて、サービスを増やしていくと電話代は上がるけれど、これとて何十ドルの世界なので、使わなくてもサービス利用価値はおおいにある。
香港って本当に携帯電話天国だなあってつくづく思う。
日本はなんで、あんなガチガチのモラルを作って、それをなんとも思わず、電車の中でちょこっと電話をするヤツを、罪人を見るような目つきでにらむんだろうね。
もし、こんなルールが最初から存在しなければ、今ごろ日本だって他の国とおんなじように、どこでも携帯でべらべらしゃべっていただろうにな。
いちいち電車が走るたびに、あのいまいましい車内アナウンスを繰り返すのはナンセンスだってことも早く気づけよな!と思う。
前に楽天のブログを通じて、世界各地にお住まいの日本人に携帯事情を尋ねたところ、どこでも香港とさほど変わらなかった。ましてペースメーカーの誤作動のことなんて、どこの国でもぜんぜん話題にも上がらなかったりするわけで、これはたぶんある人に聞いたように、携帯電話が普及しはじめたとき、電波の状態がかなり悪く、圏外になるところがいっぱいあったらしく、その現実を国民に知られたくないがために、電話会社が「ペースメーカーが誤作動を起こす可能性があるので、公共の場所では携帯を使わないで欲しい。」とデマをながしたらしく、それがありがたくもすんなり国民に受け入れられたみたいだ。
よく考えたら、本当に携帯が危険なら、メールしてても影響があるに決まっているのに、メールはよくて通話がダメというのがおかしいことに気づくはずよね。
これが本当なら、香港では今ごろ何人もの人が携帯電話のせいで命を落としているだろうね。
香港人なんてマナーモードが何なのかも知らない人がほとんどかもしれない。
病院だって葬儀場だってだ~れも携帯をオフにしないんだからね。
もちろん病院のドクターだって携帯電話をポケットに入れていて、診察中にちょっと失礼と言って電話に出るぐらいだからね。
それ以外にも、公共の場で、他人の電話での話を聞きたくないってことらしいけどね。
こうやって、私は日本の携帯文化に取り残されるとともに、携帯マナーについても日本からかけ離れていってしまうのだ。
いつか日本に帰りたいと思ってはいるものの、もうあのガチガチの規制社会に気持ちよく落ち着くことはできないかもしれない。
日本人失格なのかな。
ところで、携帯にビデオ電話という機能がついているんだけど、要するに未来の世界のテレビ電話というやつだと思うけど、ああいうの使っている人っているのかな?
恋人どうしなら、顔を見て話したいとか思うんだろうか?
あの機能は非常に不思議な機能である。
でもまあ、私もMSNやSKYPEで娘の顔を見ながらチャットしているんだけどね。
向こうは、「テツ見せて~」と見たいのは親ではなく猫なんだけど…
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メールもすごく発達しているし、変な模様を携帯で写真を撮るだけでできることとか、私にはわからんことだらけで、こうやって高度な文明から取り残されていく自分が非常に悲しくもある。
香港でも昔に比べたら携帯の使い方はずいぶん変わったけれど、
いろんな機能が市民レベルで普及しているわけではまだまだ無いようだ。
今じゃテレビも見られるし、メールもできるし、ウォークマン代わりにも使える。
Blackberryというサービスを利用することで、携帯についているキーボードで普通にメールが打てる携帯もあるし、
iPhoneを使っている人も時々見かけるけれど、こんなのは一部のビジネスマンの間でしか広まっていないのではないかな?
私なんて、最低限の機能しかついていない電話を今でも使っている。
それも電話会社でただでもらったプロモーション電話である。といってもSony Ericssonのきちんとしたやつね。
高い電話はそれこそ日本円で3万とか5万もするものがわんさか売られており、それらを嬉々として使っている香港人も多い。
一応、インターネットもメールもできるけど、必要ないから使わないしメールもSMSですませている。
たぶんE-mailよりもSMSが香港では一般的なのだろうと思う。
これだと同じ電話会社利用の場合はタダだし、違う場合は一通1ドルと高いけれど、日本みたいに暇つぶしのおしゃべりとしてSMSを使うことはほとんどないものね。
携帯で写真を撮ってもメールしないので送る相手もいないし、写真を撮るならデジカメがあるので、デジカメばっかり使っている。
何よりも、日本みたいにアホみたいな携帯モラルっていうのが存在しないから、いつでもどこでも用があるときに電話ができることがありがたい。
そりゃ、バスやMTRの中で、腹の底から搾り出したような声で話す香港人はうっとおしいけれど、
長時間一緒に乗っているわけでも無し、そんなときはこっちも大音量でiPodを聴いてりゃいいわけで、ぜんぜん迷惑だなんて思わない。
それに通話料もめちゃくちゃ安いので、自分が一ヶ月にどれぐらい電話をするかによってプランを決めれば、安ければ1000円程度に納まる人もいるはず。
これにe-mailだinternetだ、音楽のダウンロードもいるわ~なんて、サービスを増やしていくと電話代は上がるけれど、これとて何十ドルの世界なので、使わなくてもサービス利用価値はおおいにある。
香港って本当に携帯電話天国だなあってつくづく思う。
日本はなんで、あんなガチガチのモラルを作って、それをなんとも思わず、電車の中でちょこっと電話をするヤツを、罪人を見るような目つきでにらむんだろうね。
もし、こんなルールが最初から存在しなければ、今ごろ日本だって他の国とおんなじように、どこでも携帯でべらべらしゃべっていただろうにな。
いちいち電車が走るたびに、あのいまいましい車内アナウンスを繰り返すのはナンセンスだってことも早く気づけよな!と思う。
前に楽天のブログを通じて、世界各地にお住まいの日本人に携帯事情を尋ねたところ、どこでも香港とさほど変わらなかった。ましてペースメーカーの誤作動のことなんて、どこの国でもぜんぜん話題にも上がらなかったりするわけで、これはたぶんある人に聞いたように、携帯電話が普及しはじめたとき、電波の状態がかなり悪く、圏外になるところがいっぱいあったらしく、その現実を国民に知られたくないがために、電話会社が「ペースメーカーが誤作動を起こす可能性があるので、公共の場所では携帯を使わないで欲しい。」とデマをながしたらしく、それがありがたくもすんなり国民に受け入れられたみたいだ。
よく考えたら、本当に携帯が危険なら、メールしてても影響があるに決まっているのに、メールはよくて通話がダメというのがおかしいことに気づくはずよね。
これが本当なら、香港では今ごろ何人もの人が携帯電話のせいで命を落としているだろうね。
香港人なんてマナーモードが何なのかも知らない人がほとんどかもしれない。
病院だって葬儀場だってだ~れも携帯をオフにしないんだからね。
もちろん病院のドクターだって携帯電話をポケットに入れていて、診察中にちょっと失礼と言って電話に出るぐらいだからね。
それ以外にも、公共の場で、他人の電話での話を聞きたくないってことらしいけどね。
こうやって、私は日本の携帯文化に取り残されるとともに、携帯マナーについても日本からかけ離れていってしまうのだ。
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by Junpei642
| 2008-05-07 16:08
| 香港、中国
香港...出会いと別れが頻繁におとずれるtransitoryな街で、日本語を教えながら暮らしています。現在Kissing Fishというインディーバンドでベースを弾いております。ベースだけじゃなくてギター弾いて歌ったり、ドラムもたまにたたいたり、音楽とミュージシャンにかこまれ心豊かな日々を生きるパワフルおばちゃん!
by Junpei64
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