勘違いだらけの英語学習?

Yahoo Newsの中に「パブリックニュース」という欄があるのをご存知ですか?
私は昨日初めてこういうニュースがあることを知った。
一般の記者が書く記事ではなく、市民レベルの記事=本来のWeblogということか?
そこで「勘違いだらけの英語教育」という見出しをみつけ何気なく読んでみた。

テニスプレーヤーの松岡修三氏の「“国際人”になるためには、日本(自分の国)のことを良く知っておくということも大切だが、“グローバルスタンダード”を知っておくことも大事なんですよね」というコメントから始まっているこの記事、私も通ってきた道なので興味深く読んだ。

最近は日本でもあまり言われなくなったけど、「グローバル」という言葉がもてはやされた時期があった。日本的なやり方、考え方はグローバルではないというわけだ。
教育もグローバルならビジネスもグローバル、ついでに政治も本当はもっとグローバライゼーションしなくちゃいけないのだろうけど、それはそんなに簡単にすすむわけではない。

ペリーも昔はこのグローバライゼーションをひっさげて浦和港に乗り込んできたんだもんね。

しかし、グローバルと言っても日本以外の国すべてがグローバルスタンダードにのっとっているわけではないのに、グローバルスタンダードって本当は何よ?と言いたくもなる。

しかし、ビジネス面ではいつまでも手形で支払える日本という国は、まったくもってグローバルスタンダードに乗り遅れているとしか思えない。
海外ではたいていのところは「いつもニコニコ現金払い」が鉄則である。
商品を買うときは30~50%の前金の支払いが条件だし、残金も商品納入時ということが多い。
3ヶ月や6ヶ月の手形が通用するのは私にとって信じがたい現実だ。
以前、海外貿易を始めた日本の会社が、取引先の会社(香港)に手形を送ってきたというあほみたいな話を聞いたことがある。海外貿易をしようとするなら、支払い条件についてもっと勉強してからにして欲しい。グローバライゼーションはこんなところから始まるべきだ。

でもそれ以外に、欧米のスタンダードが良くって日本が劣っているということは絶対に無いと思うし、日本独特のビジネスのやり方が今までの日本を育ててきたということもあるので、すべてを否定するのはどうかと思う。

海外に住み始めて日の浅い人にはよく起こり得ることがある。
それは、日本人の常識(common sense)を住んでいる国で通用させようとすることだ。
私も同じ道を通ってきた。慣習の違う香港人を相手に、時間がルーズだとか、なまけものだとか、いろいろネガティブなことばかり気になって香港の悪口ばかり言っていた。
それでストレスが貯まっておかしくなる人もいるぐらいだ。
でもそれは日本人のスタンダードであって、香港人のスタンダードでは無いのだ。
香港でそれがまかり通っている以上、外国人である私はそれに従うしか無いってことだ。

もちろんここにいると、イギリス風な仕事の仕方、考え方がどこかに刷り込まれていると感じる。
返還まではイギリス人が威張っていた。
イギリス人は中華思想と同じく、七つの海を制してきた我らが一番と思っていることも多い。
けど、実際は個々の教育レベルにすごく差があって、公平な教育を受けてきた日本人にとって、「あほやなあ」ということも多々発生する。
でも、ここで「日本ではこうやねん」と意気込むことはしない。
みなそれぞれだから。
でもお互いの国の政治や経済の話で言い争いになったときは、自分の国の良いところも悪いところもきちんと理解して相手に冷静に事実を伝えたいと思っている。決して感情的にならないことが大事だ。相手も少なくとも相手をレスペクトしながら話してくることが多い。
まあこれが「自分の国のことをよく知っておく」ということだろう。

それにしても記事にも書いてあったけれど、日本人はディスカッションがへたくそだということだ。
「論理より感情を優先する日本の情緒的な発想は、知的な活動においては不利に働くことが多い。海外での生活・活動において、価値観の多様性を受け入れることは非常に大事なことなのだ。」
これは日本人社会にいてつくづく感じることだ。
みんな同じ方向に走っていないと気がすまない国民だから仕方が無いのかもしれない。
長いものにまかれているのが心地良いと感じる人が多い。
同じ島国でもイギリスと日本ではえらい違う。まあこれもイギリス人みんなにあてはまるわけではないことは↑にも書いたけどね。

この記事の締めくくりも英語という言葉を習うだけではなく、英語は日本人以外の誰かとコミュニケーションを取るために使うので、英語圏の文化的背景を知ることも大切と書かれていた。
私にとっては、話す相手は英語圏だけにとどまらないので、結局広く浅く世界の情勢や文化について知識をつけておくことはとても大切だと感じる。もちろんそれを英語でどう伝えるかということも含めて。

最後に「英語を習得するためには、様々な知識や価値観を受け入れることから始めるべきだと思う。特にお子さんを持った、早期英語教育に力を入れる親御さんに言いたい。」としめられていたけど、私が知っている英語教育に熱心な親たちはその点でもバランス感覚のある人たちが多い。でもたぶんほとんどの人達は、そんなことを考えもせず「まず英語英語!」と熱くなっているのかもしれない。

結局、外に出てみないと見えないことばかりなので、日本にいてそれを学べと言う方が無理だと思う。でもいつ外に出るかわからないから、英語だけでも身につけておくことはいいかな?
↑に書いたことを学ぶのは別に後からでも遅くない。

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by Junpei642 | 2007-11-09 12:37 | Education | Comments(2)
Commented by 遊びの達人 at 2007-11-11 16:45 x
今回の内容も、身につまされる、耳の痛い内容ですね~~!

最初に行った海外旅行が団体旅行だったので、英語の必要性は全く無かったですね~!

それが個人で行くように成ってからは、しょっぱなの、入国審査から、戸惑いましたね~~!

何とかインチキ英語&身振り手振りで、一人でも海外に行けるように成っても、それ以上は進歩しません。

一番多く行った香港に、日本語のペラペラ現地友人が居るのも、上達の妨げに成っている、嬉しい障害です!!

今の英語の先生は、我が家の、娘です!!かなり高い授業料を無理無理、払わされています。トホホホ
Commented by Junpei642 at 2007-11-11 22:55
香港は英語ができなくてもどうってことないですよ。
漢字の国ですからね。
日本語を話す人も多いです。
私も英語を話す人(native speakers)と話すときは、結構グラマーにも気を使って話すけれど、香港人と話すときはめちゃくちゃです。
彼らは一見英語が上手に見えるけど、グラマーを無視している人が多いです。
娘さんに英語を習うなんていいじゃないですか。
私も娘がいるときはいろいろ教えてもらいました。
13年前は私が教えていたのにね。


香港...出会いと別れが頻繁におとずれるtransitoryな街で、Rock'n'Rollをこやしに生きています。若返りのマジックワードを心に今日も頑張る~~


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